2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「早期教育」の意味「好きなことをする時間」は、子どもにとって「今」必要な能力を自分自身で育む過程になります。

幼児期の「音育」は精神安定力を築いていた | It Mama | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準2015.12.30 最近話題になっている、教育の効果を経済学の立場から考察した研究。ここで「幼児期の教育が最も効果的」というデータが出ていることもあり、幼児…

電車での親子の会話「ママ、あなたと遊んでいると疲れるの。」 人を信頼すること、人と関わることによって育まれる「愛着形成」は、「今」その瞬間にしかできません。その子の人生に大きく影響します。

電車にのっていると、 このような親子の会話が聞こえてきました。 母 「ねぇ、ママはあなたと遊んでいると疲れるのよ。」 子 「知っているよ。」 立っている私が振り向くと、座席に1組の親子が座っていました。 子どもは窓の外の景色を見ながら、母親は、特…

子どもは、誰もが親であり教育者であると自覚している社会において、良き大人に出会える機会が増し、人格を育み、成長することができる。

子どもを教育していく上で、「こうでなければならない。」 という一番良い手法ややり方はありません。 どの時代を生きる、親・教育者も、これらを模索し続けてきました。 そして、祖先から続く「子どもを育てる」という 大きな共同作業を「実験的」に行い、…

「みんな思考」水族館で泳ぐイワシの大群と私たちの思考の癖と習性。Schoolの意味「群れ」と「一般常識」について考える。

私たちの日々の生活で、インターネットやテレビからの情報と、 現実が違っていることに違和感を覚えたことはないでしょうか。 「とても良いと言われて使ったけれど、良くなかった。」 「混んでいると思っていたけれど、言ってみると案外、空いていた。」 「○…

「コミュニケーション」はどこへ発展していくのか。文化庁調査「やばい」の使われ方。本来のコミュニケーションは、人として生きるための言語を豊かにし、思考し、共感を生み、人を育てます。

他者と関わるための「コミュニケーション」は、 人が生きていく上でとても大切なものです。 親・教育者であれば、そんなことは、百も二百もお分かりだと思います。 ですので、ここでは、「コミュニケーションの上手な図り方!」 という方法論的なことを述べ…

学ぶということ。生きるということ。

教育者として、生きるならば、誰を師と仰ぐのかということは、 この世界では、重要なことのようです。 ここでの教育者とは、すべての大人という意味を 含みます。 なぜなら、社会に生きる子どもたちを教育するのは、 親・教師だけではなく、私たち、1人1人…

2020年東京五輪・パラリンピックに向けて「一校一国運動」から「一校多国運動」へ。この運動の教育的価値を問う。「異文化理解」教育において今、考えること。

「一校一国」→「一校多国」へ 五輪学習で都教委が提言:朝日新聞デジタル 2015.12.22 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、東京都教育委員会の有識者会議が、都内の小中高校が大会に参加する5カ国程度について学ぶ「世界ともだちプロジェクト」を…

コミュニケーション能力は、どこでどのように育つのか。文部科学省「コミュニケーション教育推進会議」子どもたちを取り巻く環境の一つ「テレビ」は人として生きる時間を奪っている。

コミュニケーション教育推進会議:文部科学省 コミュニケーション教育推進会議が開催されていますが、 その目的は 国際化の進展に伴い、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる創造性豊かな人材を育成することが重要です。ま…

地球儀と世界地図どちらを選ぶ?子どもに、物事を立体的・多角的に見る力 を育てましょう。 「立体的思考」は、自ずと知識欲を引き出し、記憶力・判断力に繋がります。

子どもたちが学ぶ空間には、 地球儀を1つ。 必ず、置きたいものです。 今は、どこの部屋や教室にも見られますが、 この地球儀は、ただ、世界の国の位置と名称を覚えるだけでないのです。 そして、平面の世界地図を貼ることに比べ、立体の地球儀の方が価値が…

小学校いじめ最多12万件。深刻化するいじめの対応策とは。「いじめ認知数」と「教師のスキル向上」。今一度、私たちの生活環境を見直し、その「倫理観」を問うべき時がきています。

大津小4飛び降り 「席に着かず教諭が指導」直後に教室飛び出す 市教委が状況説明 (産経新聞) - Yahoo!ニュース 2015.12.18 大津市の市立小4年の男子児童(10)が授業中に校舎3階から飛び降りて骨折した問題で、市教育委員会は18日、記者会見を開き…

自己成長するために必要な二つの視点。学びのセンスがある人に共通していること。「フロー状態」と「メタ認知」は、人からの「評価」を超え、学び続け、自己を成長させる支えになります。

今、ここに没頭して、夢中になって生きられることは、とても幸せなことです。 よく、「あっという間だった。」 「もう少し、やりたかった。」 という言葉を耳にしますが、 時間の感覚も、充実感も いつもとは違った感覚を得ているときに出てくる言葉です。 …

子どもの「根拠のない自信」はどこからくるのか。「発達の最近接領域」をヒントに、生まれもった「能力」を発揮させる術を探る。その可能性を見出すことは私たちの使命の一つです。

日常で、あなたは、どんな「道具」を使って考えたり、 アイディアを出したりしていますか。 人類の歴史のなかで、使う「道具」が変われば、 見える世界も変わりますし、考え方も変わります。 よって、生物の長い歴史のなかで、その時々の「道具」を見ること…

相手にギフトを選んでいる時のあの気持ちが、教育のはじまり。「ギフトフルマインド」GIFT:贈り物・恩恵・才能。教育的価値が「専有」から「共有」へ移行している今。

子どもは、美しい形の木の実を見つけては、 「これ、あげるよ!」 折り紙で新しいものを作っては、 「はい、どうぞ。」 と何でもシェアしてくれます。 どれだけ大事なものも、 手渡したくない気持ちも半分見え隠れしつつ、 でも、「どうぞ」と手渡せるのです…

「子離れ・親離れ」子どもへの管理・監視体制では人は育ちません。「我が子」と「他者の子」という境界線は本来ないのです。

子離れ・親離れとは、何でしょうか。 本来、人は、生まれ出た瞬間から、親とは別の人格ですので、 あなたの肉体を通じて、生まれてきたとしても、 あなたの所有物であり、分身ではありません。 そのくらい、子どもは、親と別の思考をしています。 時に、親を…

「ESD教育」世界・日本における「ユネスコスクール」の広がりと現在の国の示す教育の方向性。 「地球的」とは何を指すのか。根本の「問題」はどこにあるのか。「ネットワーク化」の必要性とは何か。

ユネスコスクール全国大会 ネットワーク化で宣言 | 教育新聞 公式サイト 2015.12.8 「第7回ユネスコスクール全国大会」(主催・文科省、日本ユネスコ国内委員会、共催・NPO法人日本持続発展教育推進フォーラム、昭和女子大学ほか、後援・教育新聞社ほか)が…

子どもの「好奇心」は、人の「能力」を育む土台になり、人の「可能性」を伸ばす鍵になります。

この壁の向こう側には、何があるの? どうして、この植木鉢の底に穴が開いているの? どうして、今日の雲は、昨日よりも速いの? 子どもは、生活の中で、大人が考える以上の「疑問」をもちます。 この「好奇心」は、一瞬のうちに、そして反射的に、 体も心も…

時間を管理する側と管理される側。刻一刻と変化する 私たちの「暮らし」において、今、1番にやるべき「たった一つの行動」が未来をつくります。

刻一刻と変化する過程は、この忙しい現代に生きていて、 なかなか気付くことはできないかもしれません。 時間は、出来事や変化を認識するための基礎的な概念であり、 大昔は、月の満ち欠け、水時計、砂時計など「かたち」を変えて、 今もなお、私たちの生き…

「兄弟関係」は、いかに育まれ、どのように発展していくのだろうか。異年齢の関わりは、他者を知り、自分と同じくらい大切な存在であることを学ぶということ。

昔のように、7人、8人兄弟というのは、2015年現在の日本では、珍しいようです。 兄弟は、既に一つの社会を形成しているように思います。 なぜなら、幼いころから人間として生きる上での学びが多くあるからです。 ここでの「兄弟」とは、血のつながりだけを意…

「子どもの体力低下」組体操禁止!? 「人を育てる」という価値のもとで、人として生きる上で必要な「体づくり」と「人間関係」をいかに育むか。

子どもの「体力の低下」が深刻な問題になってきています。 それは、同時に、「健全で健康な身体」をつくることができない ということを意味します。 近年、下記のニュースでも次々に挙がっているように 「組体操」によるトラブルが多いです。 教委に運動会で…

「放課後の学童保育」子どもの利用者過去最高記録。私たちが「働く」ということの価値を問い直し、女性が自由に働く・育てることができる豊かな社会へ。

「放課後の学童保育」の児童増加の背景には 女性の「働く」ということの社会問題が含まれています。 学童にいる子どもたちは、約10時間以上、学校や学童で過ごすことになります。 今では、学童の替わりに塾に行かせる人も多く、 子どもにとって家庭で過ご…

「無知の知」から始まった学びは「探求心」へと発展する。現代において「無知の知」は何を意味するのだろうか。

ここ数日、様々な年齢層の方とお話し、 感じていることがあるので、ここに記しておきます。 知っているふりをして、知ったように話す人どれだけ多いことでしょう。 違うと解っていて、正しいことのように話す人もいらっしゃいます。 そして、自分の言葉を持…

「児童貧困」の意味から、「貧困」と「豊かさ」の関係について考える。あなたは、どちらを選びますか。私たちが、今すぐに始められること。

先日、児童貧困を話題に挙げましたが、そのことについてもう少し、 考えていきたいと思います。 子どもの貧困「社会的損失4兆円」 NHKニュース 2015.12.3 貧困状態にある子どもに教育などの支援を行わなかった場合、個人の所得が減る一方で、国の財政負担が…

生活の中の絵本哲学をはじめよう!No2 「時間」とは「生きること」そのものです。

時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、はかってみたところであまり意味はありません。というのは、だれでも知っているとおり、その時間にどんなことがあったかによって、わずか一時間でも永遠の長さに感じられることもあれば、ほんの一瞬と思える…

味覚教育は「味わう」ということの他に人の「思考力」「判断力」「表現力」を支えている。

乳児は、生まれてから母乳で育ちます。 その後、離乳食を経て、だんだんと「味わう」ということを覚え、 「味覚」が育まれます。 その役目を担ってきたのが親であり、家庭です。 「味覚」を育むことは、健康に健全に生きていく上で 必要なことは言うまでもあ…

子ども自らの自己実現に向かう欲求を引き出すためには、私たちがそのように生きていることでしか導くことはできないのです。

「モチベーションを上げるにはどうすればいいのだろうか。」 「子どものやる気を高めるために。」 どこの家庭でも、一度は、悩み考え、話題にしたことがあるのではないでしょうか。 そもそも、この言葉に非常に違和感を感じます。 なぜなら、子どもは、本来…

「変わってるね。」それが、なぜいじめの対象になるのでしょうか。「自分だけ・・・」 人は、本来、孤独であるからこそ、 他者との豊かな関係を築くことが出来るのです。

「変わってるね」 いじめ9割解消「本当か」 文科省調査結果に疑問の声 - 西日本新聞 2015.11.13 異変は高校入学から1カ月ほどで始まった。小学生を中心に流行したアニメが好きなことをばかにされてから周囲と溝ができた。「変わってるね」という言葉は、い…