「変わってるね。」それが、なぜいじめの対象になるのでしょうか。「自分だけ・・・」 人は、本来、孤独であるからこそ、 他者との豊かな関係を築くことが出来るのです。

「変わってるね」

 

いじめ9割解消「本当か」 文科省調査結果に疑問の声 - 西日本新聞

2015.11.13

 

 異変は高校入学から1カ月ほどで始まった。小学生を中心に流行したアニメが好きなことをばかにされてから周囲と溝ができた。「変わってるね」という言葉は、いつしか「キモイ」に。聞こえるように悪口を言われ、クラスの誰からも話しかけられなくなった。

 

学校に促され登校、再びいじめに 群馬・太田の中1女子 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

2015.11.27

 

 

人は、それぞれ違って当たり前なのですから、

人と違っていていいのです。変わっていて当然です。

変わっているという認識も、そのように感じる側の価値観、

常識に当てはまらないから、変わっていると認識します。

それは、不安解消や自分を保つということにも繋がっています。

 

上記記事にあるように、

「変わっている」=「いじめの対象になる」

ということは、まさに、現在の社会の縮図であると思っています。

常識やルールに従っていないと、排除される仕組みそのものである言えるでしょう。

 

この「いじめ」という概念も、線引きできないところもあることから、

様々な要因が絡まりあっていることが考えられます。

 

いじめという定義(2015年現在)を見てみると、

 

「いじめ」とは、「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍してい る等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な 影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該 行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」とする

 

                                                                                    文部科学省

 

その個が「心身の苦痛を感じているもの」

ということは、それは、他者が認識することができないため、

判断しにくいところがあります。

 

 

一方で、

「変わっている」「何か変だ」「○○オタク」

と、言われている人たちは、それを一種の才能と捉えることが出来ます。

現在でも、いじめや不登校がゼロにならないのは、

それが、人間である以上、変わらないのかもしれない。

それは、大昔から続く、人間の普遍性なのかもしれない。

 

 

 

では、どうして、相手を馬鹿にしたり、意地悪をしたりするのでしょう。

 

 

1つは、自分に自信がないということ。

 

2つめは、夢中になれるものがないということがある。(暇である)

 

人は、本来、自分の人生を全うして生きているものであり、

人のことをあれやこれやと言っている暇はないはずである。

 

なぜなら、自分の才能や、能力をどのように開花できるのかを

真剣に考えていれば、むしろ、他者のよさを見つけるようになる。

そのよさが見つかれば、それは、自分の内にも存在していることに

気付くことが出来ます。

 

意地悪を言ったり、相手を陥れようと思考したりしている人は、

いつも、心にあるのは、「他者」である。

他者の人生を生きるのであれば、仕方がないですが、

あなたがここに生まれてきたのだから、自分の人生を謳歌したほうが、

本来、楽しいでしょう。

 

自分が、夢中になれるものが見つかった時、

それはどんなに苦しくても、嫌でも、

それをさらりとやってのけるだけの、情熱と能力が溢れ出してくるのです。

 

 

上記の記事

 「なぜ自分だけこんな目に遭わないといけないのか。なぜ先生は助けてくれなかったのか。悔しくて悔しくて…」。気持ちが楽になるのはいつだろうか。女性は、いじめが心に残す傷の深さを強調する。「いじめはなかなか終わらない。苦しみはその後も続く。学校はきちんと問題に向き合ってほしい」

 

 

人に、意地悪を言う暇があるのならば、

自分のことを徹底的に鍛えたほうがよい。

 

なぜなら、その時間は、あなたにとって何の意味ももたない。

やることが見つかっていない自分を恥じるべきではないでしょうか。

そして、あなた自身を苦しめていることになっています。

 そのことに気付いていますか。

 

 

もし、人に、意地悪を言われてるのならば、

それは、才能だと視点を変えるとよい。

 

自分だけがこんな目に?

誰かが助けてくれる?

そんなに、楽観視できるような簡単な問題ではない?

 

 

そんなことは、百も承知で言っているのです。

だからこそ、強く生き抜くのです。

あなたが、変われば、周りが変わります。ヒントは、先に変わることです。

自分が正しいと思う方へ、進めばいいのです。

 

我が子が、いじめにあっているのならば、

出来るだけその子が解決できるように傾聴しましょう。

それも含め早めに学ぶことがよいのですから、信頼して待ちましょう。

この待つということほど、難しいものはありません。

待つことは、全神経を集中させ、行動や言動を

よく把握しておくということです。

こどもは、それをよく見ています。

 

 

最後に、いじめにあっていて、記事にあるように「自分だけ」と考えている人は、

人は、本来「孤独である」ということを認識してください。

 

あなたは、1人で、母のお腹の中から出てきました。

「みんな」と群れていることだけが、良い事ではないでしょう。

 

あなたがあなたらしく輝くときは、「個」として立った時なのです。

「なぜ、自分だけ」と悔やんでいるのでしょう。

あなたの才能をそれだけ、欲している人がいるのです。

羨ましいと思っている人がいるのです。

 

だから、自信をもって、自分に正直に生きることを勧めます。