皆さまへ ー感謝の気持ちを込めてー
最近、散歩をすることが楽しくて仕方がないのです。
「電車に乗るよりも一駅歩こう」などちょっとしたことですが、
ただ歩くのではなく、周囲を自分の目で見て、聞いて、感じて、
考えながら歩くのです。
そうすると、あらゆる変化に気付くことができます。
誰かが「散歩をすることは大地を読むことだ。」と記していましたが、
本当にその通りです。
私は、自分の目で見て、聞いて、感じたことを
歩くように、呼吸するように、素直に書いていきたいと思っています。
今朝、そんな「散歩のすすめ」をみなさんに伝えたいと思ったのです。
そして、改めてファミリーラーニングフルの日記を見て頂き、
ありがとうございます。
日々、刻々と過ぎる時間の一コマを共有できることに感謝しています。
2015年11月1日よりブログを始めて、3か月が経過し、
これから出会うであろう人や昔からよく知っている方、
最近知り合った方など、私が思っていた以上の方々に
「ここ」を知っていただけて、嬉しく思っています。
これまでを振り返って自分が「今」考えることを拙い文章ではありますが
素直に綴ってきました。思いが溢れてくるので書かざるを得なかったという
ところが正直な気持ちです。
私は、いつもこの地球に、「互いに成長し合い、生きていく、幸せなファミリー」
が1つでも多く生まれてほしいという希望を胸に温めています。
それは、物理的環境と空間と時間を含みます。
その理由は、人が生まれて、1番最初に出会う小さなコミュニティーが、
何よりも大切だと思っているからです。
そこで、子どもたちは多くを学び、人格を形成していきます。
その核となる場所が物理的・精神的な基盤となり、世界を探求し、
好奇心をもち物事や出来事と向かい合うことができるのです。
幼少時を過ごす上で、誰もが不可欠な「家族」という共同体。
私は、そのコミュニティーのもつ無限の可能性をはっきりとイメージできます。
ここでの「家族」とは制度や形ではなく、広義の意味で捉えています。
私のこれまでの人生であらゆる方々と出会い、お話するなかで、
未来、この「家族」は、今よりも豊かに、そして人間の教育の根幹を
成す場所として、どの「教育施設」よりも重視されることを確信しています。
ここでの「豊かさ」とは、物質的な豊かさではなく、
「人が人としてあるべき自然な状態」をいう「豊かさ」です。
それは、ここ100年ほどで変化してきたので、
今 現在地球に暮らす私たちは、体感したことのないということが事実です。
人間は退化し、進化しながら「今」を生き抜いているのですが、
ある生物学者が「人間と動物の一番大きな違いは『想像力』と『創造力』が
あるか ないかである。」とおっしゃっていたのを思い出しました。
私たちは、本来自分の身体をつかって思考・行動し、
今より少し先を予想し、予測して生きることができます。
誰も がもつ好奇心、探求心が、「創造力」と「想像力」を支えていることは、
目の前の我が子・友人の子・近所の子を見ていれば、すぐに分かるでしょう。
そのような場所を、運営し、経営して「暮らし」を立てていることを自覚し、
その責任は子どもも、大人も総ての人が担っています。
互いに1人の人として自立し、その上で共存していくことは、
人類の進化に繋がるはずです。
人類の進化に関わる仕事が、教育に携わる私の一番の使命であり仕事です。
生まれてくる子どもたちは、年々、よく観察すると変化してきています。
それは、私たちの食べているもの、環境が少しずつ変化しているのですから、
当たり前のことなのです。けれど、生物として生まれた「普遍性」が必ずあり、
それに沿って生きることは、とても自然なことだと私は思います。
私は、人が自己成長していく過程で、人との「出会い」が
何よりも大切だということを学んできました。
子どもは、どのような人にあってもその人を師・反面教師としながら
生きています。その姿からも多くを学んでいます。
人は、1人では生きてはいけないですし、
1人でより豊かになっていくこともできないのです。
だからこそ、「自立し、共存し合える関係性」を、
家族から始まる「人との関わり」のなかで、
生まれることを 私は希求してやまないのです。
「 後世へ生きる子ども」を育てるという同じ志をもつ仲間に
出会えることが・・・待ち遠しく、楽しみでなりません。
ー感謝の気持ちを込めてー
今後とも、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2016.1.31