「早期教育」の意味「好きなことをする時間」は、子どもにとって「今」必要な能力を自分自身で育む過程になります。

f:id:familylearning-full:20151213181809j:plain

幼児期の「音育」は精神安定力を築いていた | It Mama | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準2015.12.30

 

最近話題になっている、教育の効果を経済学の立場から考察した研究。ここで「幼児期の教育が最も効果的」というデータが出ていることもあり、幼児教育に力を入れたいと感じるママは増えているでしょう。

 

確かに、ここ数年で、「早期教育」が盛んに行われています。

「幼児期の教育が最も効果的」であるというよりも、どの時期も大切ですが、

幼児期における教育は、子どもの人格を育む土台になります。

そのくらい、大切な時期です。

 

では、我が子にどのような教育を受けさせればよいのかが、

議論の対象になりそうですが、

そもそも、「これが良い」というという「特効薬」のような教育方法はありません。

 

 

記事にある、「英才教育」とは

 

特に知的能力のすぐれた児童への教育をいう。これに対し芸能方面にすぐれた能力をもつ子供への教育を才能教育ということがある。

 

 

 

ここでは「音楽」について挙げられていますが、

もちろん「絵画」でも育める能力はありますし、

音楽をすることでしか育むことができない能力もあります。

 

 

では、親・教育者として何ができるでしょうか。

 

 

その子が「好きなことをする時間」を幼児期はたっぷりと味わわせることは、

「記憶力」「想像力」「コミュニケーション力」などの能力を、

その子にとって、「今」それを引き出すタイミングであるということを

知る必要があります。

 

「好きなことを見つける能力」は、とても大切な力です。

 

 

だからこそ、私たちは、子どもが「何が好きか」「何に興味をもっているのか」

を観察することで、その可能性を見つけ出すことができます。

 

 

 

大切なことは、「何をさせるか」ではなく、

「好きなことをさせる時間を確保」し、

その能力を幼児期の間に開花させておくことです。

発揮する方法を体得すれば、いつでも出すことができます。

 

 

この頃の子どもは「好きなこと」を自分で始めていきます。

子どもは、いろいろな体験を通して、自分の能力を見つけていくのです。

 

 

そこで、子どもにとって、判断基準になるのは「好きか・嫌いか」ということです。

 

 

親・教育者として「○○のようになってほしいから、この教育を施す」というのは、

時に、子どもの可能性を狭めていることに気が付かなければなりません。

 

 

「好きなことに取り組める時間」は、子どもにとっては、

自分の能力に出会う機会であり、

自分で挑戦し、失敗し、経験する過程で、「貴重な学びの時間」になっています。

 

 

子どもにとって、「好きなことをする」ことは、何をするにしても、

何をやっていても、必ず、その子の今の成長に欠かせない力を

育んでいることになります。

 

「好きなこと」をしている時間でしか、育めない能力もあるのでは

ないでしょうか。

 

そのためには、「健全」に「健康」に生きている状況が土台となります。

 教育に「特効薬」というものはありません。

 

 

ですから、私は、今のベストを選択し、

自分の目で見て、聞いて、触れて観察し、

自分を生きることでしか、教育はできないと思っています。

 

私自身が成長し続けることでしか、

子どもの成長はありません。

 

 

共に生きる時間のなかで、後世へと

より豊かな未来を受け渡すことができるように、

 

「今、どのように生きるか」

 

「今、どのように関わるか」

 

これが、私たちにとって、とても大切なことです。