生きた時間が生きた人を育てる。
人には、一生忘れられない記憶がある。
その一瞬、その場所は、夢中だから、記憶に残そうなんて思わない。
心が激しく動いた時の感情と併せて、記憶に残る。
けれど、その記憶は、いつも思い出されるわけではなく、
ふとした経験により引き出されることが多い。
私は、そんな、経験をこの人生の中で
いくつ積み重ねられるのだろうかと思うと、
眠っている時間さえ勿体ないと感じる。
そして、時間は、お金よりも尊いことが容易く理解できる。
今日のこの日を私は、決して忘れない。
人が、人として成長していく過程で、
悩み、考え、それでも前に進み、学び続ける姿勢。
それは、天性ではないかと思う。
けれど、本来は、皆がもっている才であると私は信じたい。
それは、人を育てるためであること。
そこにかけた小さな小さな思い。
自己の反省と自己の成長の繰り返し。
生きることと、未来を同時に創っているという責任と使命。
それが、等しく在るということ。
こんなことは、誰も教えてくれないし、
誰も、言葉には出来ない。
自分で経験する以上にベストな方法はない。
いつか、この経験が、この気持ちが、
時間を経て、私を通して、誰かに伝えることが出来る日が来ますように。
そして、どこかにいる誰かに、種として残して居られますように。
そして、
そして、
その芽がでる瞬間が、きっと訪れますように。