子どもを育てる私たちが変わること「才能の発揮」「共に生きる」「守破離」から学ぶこと。次の更新は4月1日です!

私は、「書く」ということから沢山のことを学びました。

人は、アウトプットして初めて自分の考えや疑問を

自分自身で認識できるのだと思います。

 

だから、私たちは、インプットすることで学ぶことを完結させないで、

「表現」し続けることが大切だと気づきました。

 

そして、その「表現」は、自分の日常生活に根ざしています。

生きるなかで、疑問に思ったり、課題を見つけたり、

そうやって、どのような手段であれ、「かたち」にしていくことで、

ふわっとしていたものが、明確になります。

 

私にとっては、言語化することであり、

ある人にとっては、料理をすることであったり、

絵を描くことであったり、

スポーツであったり、

詩を書くことであったり、

音楽であったりします。

 

その方法は、人それぞれであり、人の数だけ存在しています。

この「価値」は、とても尊いものであり、

価値基準は人間がはかれるものではありません。

 

そのことの意味をしっかりと心に留めておきたいです。

また、その表現方法は、変化していく可能性も秘めています。

 

 

では、特別な「才能」がある人のみが、できることなのでしょうか。

それは、違います。

 

才能とは、皆が等しく持っています。

しかし、時代や環境によって、発揮できずに死んでいく人もいます。

 

その才能を、自分で気づくこと。

相手の内にある 才能に気づくこと。

 

そこには、鍛練された心とセンスが必要です。

そうして、ようやく発揮できるのです。

 

それは、自分だけの自己満足ではなく、

他者も、それを求めているという状況に在ります。

 

他者にも自分ごとのように受け止められ、

生きる一部となることです。

 

決して、特別な人でもなく、

特別な機会なども必要ないのです。

 

 

日常で、相手と話をして、新たな価値に気づけたり、

歩いていると、木々が芽吹く様子から春を感じたり、

人と挨拶を交わしたり、

今、呼吸をしていたり、

歩いたり、走ったり、笑ったりすること。

その中にたんまりと溢れています。 

 

それって、とても幸せなことです。

 

そんなことが幸せ?

 

と思われるかもしれませんが、

本当は、とても幸せなことです。

 

なぜなら、それを自分で感じとるだけの感性と思考力

が働いているからです。

 

 

 

私は、最近になってようやく気づけたことがあります。

 

それは、子の成長は、自分の成長であり、

子の幸せは、自分の幸せであるということです。

 

しかし、ずっと書いてきていますが、

子と親は、人格は別ですので、「所有物」ではありません。

自分の思いや考えを押し付けるのではなく、

自分の「軸」をしっかりともち、

そこに私が生きることで、導いていくことしかできないのです。

 

コントロールすることでもなく、

ただただ、「共に生きる」という言葉でしか、今は表現できません。

 

 

 

そして、もう一つ、子どもを育てるならば、

心の片隅に置いておきたいことがあります。

 

それは、「人は必ず離れるときがくる」ということです。

 

人は、永遠に共にいられることはできません。

どんなに大切な人とも、どれだけ愛する人とも、

どれだけ手をかけ、時間を共にした人とも、

必ず最後は、離れ、「個」として存在します。

 

ですから、自分がいなくても、

「自分で自分のことを成長させることのできる学びを継続し続ける人」

を育てなくてはなりません。

自分の感性でものを見て、自分で考え、自分で挑戦することのできる人です。

 

そして、「他者と豊かな関わりを育むことのできる」人を育てることです。

それは、私たち以外の人との関わりを含みます。

 

 

守破離

  1. 剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

 という言葉がありますが、

「守」は、現在の日本の教育の中心になっていることです。

さらに、私たちの教育を高いところに引き上げていくならば、

私たち自身が、「破」を受け入れられること、

また、「離」を歓迎し、互いに喜び合うことだと思います。

 

それは、その人の行動となり、言葉となります。

そして、人格の形成に繋がります。

 

 200年後に、どのような子どもたちが育っているのか。

そこを、考えて「今」を生きること。

 

私たちは、過去でも未来でもなく、「今」しか生きられず、

後悔せずに、「生きたっ!」と心の奥底から実感して、

命の時間をつかい切りたいです。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~☆☆お知らせ☆☆~~~~~~~~~~~~

 

次の、ファミリーラーニングフルの記事の更新は、4月1日になります。

 今より、言葉を精選し、吟味し、紡いでいけるように、

パワーアップして、  チューリップが咲くころ、またここでお会いしましょう!!

 

f:id:familylearning-full:20160301200354j:plain

 

 ご拝読ありがとうございました。