「腕時計型携帯電話の開発」日本の子育ての日常風景。電磁波が子どもに及ぼす影響を考え、使い手から作り手の視点へ。

子どもが、スマートフォンipad、電子黒板、ゲーム機などに夢中になっている

様子は、今、どこにでもありふれた「日本の日常の風景」になっています。

 

そして、子育ての多くの時間を、このようなテクノロジー機器に

任せているのが現状です。

それは、効率化、利便性を追い求めてきた結果です。

 

腕時計型の携帯電話「mamorino Watch」、auから子ども向けに登場 「ママに電話」で発信も - ITmedia ニュース 2016.2.4

 

そして、上記のような「腕時計型携帯電話」が開発され、

「親子関係」と「電磁波」による子どもへの影響が増すばかりです。

 

子どもは、親の所有物でありません。と同時に守らなければならないことも事実です。

「乳幼児お散歩紐」、「誘導ロープ」が、使われるようになった時には、

驚きましたが、意味は同じ事です。見えないロープです。

それに加え、ここでは「電磁波」の影響を考慮すべきでしょう。

 

私たちの生きる社会には、

生物として生きるために必要な「空気」と

社会的常識と効率化の中で生きるために存在する「電磁波」は、

同じくらい、日常の生活に潜んでいます。

 

そして、目に見えて感じられにくいものです。

 だから、一見、分かりません。

 

 

しかし電化製品等から、子どもの身体にどれほどの大きな影響を

与えているかご存知でしょうか。

 ぜひ、電磁波について調べてみてください。

 こどもと電磁波 電磁波 あなたの知らない話し 

 

フランス、ドイツ、スウェーデンなども、妊婦、子どもには、

危険であると伝えています。日本では、まだその事実が周知徹底されていない

ことが現状です。

 

私たちは、不審者から子どもの身を守ること以上に

電磁波から子どもの健康及び心身発達を守らねなばなりません。

 電磁波や添加物、化学調味料などの食の問題も、私たちの「暮らし」が

作ってきたものです。

 

冷蔵庫、電気ポット、IH調理器、パソコン、WiFi、ドライヤー、電子レンジ、

床暖房などの全ては、電磁波を放っています。

実際に、電磁波測定器で測定すると、見えない電磁波が可視化され、

その数値に驚きます。

 

電車に乗っていて、新幹線に乗っていても、お店に入っても、

普通に散歩をしていても、電磁波は、私たちと共にあります。

 

 

スティーブ・ジョブズは、父として、我が子に

ipad,iphoneを与えなかっという話は有名ですが、

作り手であるからこそ、その危険性とリスクも知っていたのでしょう。

 

「作り手」と「使い手」の間には、このような大きな差が生じています。

だからこそ、私たちは、いつも、お金と交換されたものは、

私たちの体にとってよいものなのか、それとも、悪い影響を及ぼすものなのか、

ということをしっかりと自分で判断しなければなりません。

 

CMやテレビ番組は、広告となるものであり、その商品を売るために、

いかに楽しいか、良いものかなのかの「価値」を先に作りだします。

100円の価値のものが、1000円で売れるのは、宣伝や広告のもつ

力が強いからでしょう。

そのような価値を価値だと認識するものまた、私たち自身なのです。

 

だから、私たちは、「使い手」としての消費者の視点ではなく、

「作り手」の生産者の視点で、ものを見なければなりません。

 

しかし、残念ながら、現在の教育では、

「使い手」「消費者」をいかに育てるかということに力を注いでいます。

なぜなら、資本主義の中で、社会を動かしていくには、

「消費者」を育てるこが必要不可欠だからです。

 

作り手の視点に立つことは、「思考」しなければならず、

新しいものを生み出せるという「価値」を自分の中心に置かなければなりません。

そうなると、学校は機能しなくなります。

同じことを、同じように、その生産性を考えているのですから、

それとは逆の方向になってしまうからです。

 

 

私たちは、そのことを知ってもなお、この社会で生きていく。

 社会や他者のことをあれこれと言う暇はありません。

すべてを「自分事」「自分から繋がる後世の人」を想い、

自分自身の行動を見直すことしか、できないのです。

 

私たちが「今」できることは、作り手の視点をもち、

家庭単位で「賢い使い手」「賢い消費者」になることです。

 

私たちが、良いもの、本当に「価値」のあるものだけを求め続ければ、

それに換わる「物」が生まれ、「決まり」が自然に生まれてくるはずです。

 まず、それが親・教育者としてできることです。

 

もう一つは、周囲がそうだからと言って、そのような流れに流されないことです。

目の前の「エンターテイメント」「楽しさ」「美味しさ」に

今、釣られていてよいのでしょうか。

 

はっきりと「要らないものは要らない。」

昨今、子を持つ親は、「皆と同じ」「いじめに合う」などを

心配しておられますが、そのことは別の次元の話であり、

何を選んで、何を選ばないのかの基準をしっかりと腹に据えるべきです。

 

 

わたしたちが、見据える先は、今この瞬間だけを楽しく生きることではなく、

未来、生物としての全うな生き方ができる、人間を育てることです。

 

現代社会は、確かに生きにくい社会かもしれません。

全てを排除することが、よいことではなく、そのバランスを保つことです。

身体も、思考もある程度の「ストレス」に耐えられるように育てなければなりません。

 

この「電磁波」は、益々、子どもを取り巻く社会に入り込んでくるでしょう。

体調の変化、身体性の変化、知的能力の変化など、

あらゆる面で、ゆっくりと変わっていくでしょう。

 

しかし、私たちの脳の構造上、ゆっくりと変化していくものには、

なかなか気が付きにくいのです。この「ゆっくり」と移り行く、

変革期であることをおさえ、あらゆる感覚、思考を張り巡らせて、

目を見開き、子どもの生活環境を見つめるべきではないでしょうか。

 

 

 最後に、以前、私が申し上げました、ICT教育を懸念している理由の一つも

「電磁波」による子どもの影響を考えているからです。